Recruit 採用情報

社員インタビュー

Interview_03
「日本サーキットに依頼して良かった」と言っていただける、 思っていただける様に、やり切ります

中途採用 組込み制御ソフトウェアエンジニア M.A

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入社した経緯[ story ]

転職を考えていた時に、株式会社日本サーキットを見つけました。
当社では、ハードウェア、ソフトウェア、ファブレスながら製造及び購買と一貫して、開発業務に携わることが出来ます。
私が転職を考えた際に、自分のスキルやキャリア、そしてやりたいことが、当時の当社が求めていたものとピッタリあったんです。これは運命だと思いました。
幸いにも採用担当者の皆さんもそう思ってくれた様です。

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出身校は情報系ですが、そこで出会った組込みソフトウェア開発の世界に魅せられました。
エンジニアは自分が携わったモノが動いた時が、まずは一番、喜びを感じる時だと思います。
ただモノが動かない時も、その原因を追究していく過程は充実し楽しく、それが解決した達成感は何ものにも代え難いものです。
先日、当社のインターンシップを担当したんですが、動くことよりも動かないことに興味をもってくれた学生さんがいました。
その目の輝きに、すぐにでも開発現場で活躍しそうな未来を感じてしまいました。

現在の主な業務[ objective ]

フォーミュラーカー搭載用に、当社が株式会社M-TEC(無限)様からの開発委託を受けたテレメトリーユニットの開発です。
テレメトリーユニットが収集するデータは、私も全戦帯同する「スーパーフォーミュラ」シリーズにおいて、株式会社日本レースプロモーション様ご提供のレース視聴サービス『SFgo(エスエフゴー)』に使用されています。
私は当社の設計責任者として不具合修正はもちろん、改善の御要望、そして何よりテレメトリーユニットが使われているレース現場での知見を社内に持ち帰り、設計開発に反映する役割です。

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レースが始まれば、お客様や他社様と共にモニター画面を確認しながら、テレメトリーユニットの挙動を監視しています。
レースが終われば、レース中に感じた改善点の要件や詳細をお客様に提案しているのですが、提案を採用頂ける機会が増えたことに達成感を感じています。
お客様には「日本サーキットに依頼して良かった」と言っていただける、もしくは思っていただける様に、本プロジェクト参画社の代表としてやり切ります。

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今後の目標[ objective ]

前職では、後進の指導に情熱を傾けている方に出会いました。
その方から「最低限、今できることをひとつずつ」と声をかけて頂きました。
またキャリアを積んでいく中で「このヒトには、かなわないな」と思わせられた、技術を突き詰めたエンジニアにも出会いました。
そういった素晴らしい出会いもあったのですが、私の未熟さもあり、いっぱいいっぱいになったことがありました。
過去のそうした経験を踏まえて入社したのですが、当社ではお客様先も含めて「アットホームな職場」という印象ですね。
私に業務多忙な上長たちが声をかけ、必要があれば案件調整やアシストをお願いできる優秀な若手エンジニアをサポートとして付けてくれています。
帯同しているレースは週末開催ですが、その代休や振休もしっかり取れていますよ。

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組込みソフトウェア開発エンジニアは、組込み技術や知見はもちろんですが、電子基板、つまりハードウェアの知識も必要だと思います。
お客様の求める機能に最適なハードウェアの選定を行うにあたり、その製品特長を知っておいて損はないからです。
実はこれも、過去の苦い経験に基づく面もあります。
何度、テスト、設計、実装、テストを繰り返しても指示する動きが得られない基板がありました。
時間が過ぎるばかりで途方に暮れていたところ、ふと、基板に実装されたICチップの番号に目が留まりました。
見慣れない品番だったため調べると、なんと仕様ではないチップでした。
望んでいた機能が発揮できるはずがありませんよね。不具合の原因として見つけたときは、本当に愕然としました。
この時は「無駄な時間を費やしてしまった」と落ち込んだのですが、この経験があるからこそ、私は自身が開発しているソフトウェアの範囲に加え、関係するハードウェアに対しても確認する様になりました。
私は当社ではベテランになるのですが、キャリアの浅い方達には、こうした私の苦い経験も伝えていけたら良いなと思っています。

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当社での開発業務は、当社がToradex社の正規代理店ということもあり、Toradex社製のSOM(システムオンモジュール)を起用する事が増えてきました。
テレメトリーユニットにも起用されていますので、案件ごとに完結するのではなく、他の開発案件にもその知見を拡大していきたいと思っています。
私自身、レース現場と設計開発現場と、学び続ける日々です。
幸いにもトーテックグループ全体で、研修制度や書籍購入制度といった自己啓発制度は充実していますので、その活用も視野に入れながら、日々、精進していきます。

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